今年度は多文化共生の道を探るという視点において文化を中心に企画致しました。
第35回国際学生セミナーは歴史のあるセミナーで、私が学生時代によく参加するセミナーです。
特徴は留学生と日本人学生が一緒に議論することで、リアルな雰囲気があります。
第2回国際教養セミナーは、昨年度立ち上げたセミナーで、第1回目はイスラーム、アメリカ、アフリカ、中国、フランスと五つの文化圏を選び、それぞれ五人の講師の先生に講演頂き、参加者が講師の先生を囲んでセクション演習された上、盛んな議論を展開されました。しかし、最終的に多文化共生の道は簡単に探ることが出来ませんでした。
今年は第1回目の講師先生全員に企画委員になって頂き、各文化圏を具体的に知るためのセミナーにしようと、「イスラーム世界における『他者』との共生」というテーマを選びました。大塚和夫先生を中心に企画されましたセミナーです。
ぜひともご参加頂きます様お願い致します。またご関係の方々にも本セミナー情報をお知らせ頂きます様お願い申し上げます。
では皆様のご健勝をお祈り、「出合いの丘」といわれる大学セミナーハウスでお会いすることをお待ち致しております。
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記
(1)第35回国際学生セミナー
テーマ:文化的多様性と現代社会 ー民族や宗教の対立を超えてー
開催日:9月27日〜28日(1泊2日)
参加費:日本人学生10,500円、留学生3,000円(一泊三食込み)
お申込:ホームページ(http://www.seminarhouse.or.jp/seminars/kgs_35.html)
掲載の申込フォームに必要な事項を入力の上、送信してください。
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特別講演「国際交流落とし穴」
独立行政法人国際交流基金理事長 小倉 和夫
セクション演習
A アフリカの「民族紛争」をどうみるか
日本貿易振興機構アジア経済研究所主任研究員 武内進一
B アメリカ合衆国における多文化主義の争点
東京大学大学院総合文化研究科教授 能登路雅子
C フランスの「文化的多様性」に見る両義性
横浜国立大学教育人間科学部准教授 長谷川秀樹
D 東南アジアの多民族社会と種族融和
拓殖大学国際学部教授 岩瀬育夫
E 岐路に立つ多民族国家・中国―チベット問題を中心にー
東京大学大学院法学政治学研究科准教授 平野聡
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(2)第2回国際教養セミナー
テーマ:イスラーム世界における「他者」との共生―宗教・宗派・民族の相違を超えて
開催日:10月4日〜5日(1泊2日)
参加費:学生8,000円、社会人10,000円(一泊三食込み)
お申込:ホームページ(http://www.seminarhouse.or.jp/seminar_b/2008/04/2_1.html)
掲載の申込フォームに必要な事項を入力の上、送信してください。
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基調講演 「アッラーと神」
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授/所長 大塚和夫
セクション演習
A 多民族地域「中東」における国づくりと国民アイデンティティ―イラン・アフガニスタンの事例を中心に―
東京外国語大学外国語学部教授 八尾師 誠
B イラクの社会構造と「宗教対立」?
東京大学大学院地域文化研究科教授 酒井 啓子
C 東南アジアのムスリムと仏教徒
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所准教授 西井 涼子
D 「西洋近代文明」とイスラーム思想
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授 飯塚 正人
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(孫国鳳さんより)