平素より大変お世話になっております。
在韓国日本国大使館の書記官より、以下の通り情報提供がありましたので参考までに送付致します。
概要は次の通りです。(詳細については書記官からのメールの抜粋部分をご覧下さい。)
■概要■
6月20日に韓国教育科学技術部が「世界水準の研究中心大学育成事業」の課題募集を開始したとのこと(応募期限は9月20日)。この事業には3つの支援パターンがあり、「類型2」(個別学者招へい支援課題)の場合、次のような支援内容となっており、相応の待遇を約束されているとこと。
(支援内容)
・外国人研究者人件費に年間3億ウォンまで(最低3年招聘)
・外国人招聘研究者の研究費 一人1億ウォン/年
・外国人研究者の研究室設立・設備等 2億ウォン/年
・研究スタッフ雇用 3500万ウォン/年・人
日本の大学等の立場から見れば、既に日韓共同研究などを実施・計画している場合に、この制度に(韓国の大学とともに)応募すれば研究費・人件費を確保することが出来るとのことです。
※外国人研究者には「在外の韓国人」も含まれていおり、日本で研究員として定職を得ている韓国人研究者(在日含む)も対象。
※韓国教育科学技術部が「世界水準の研究中心大学育成事業」の課題募集を開始したことについてはJSTの「デイリーウォッチャー」でも紹介されています。
(HP)
http://crds.jst.go.jp/watcher/data/451-005.html
(募集要項(仮訳))
以下、書記官からのメールより抜粋
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この制度は基本的に「外国人研究者を韓国に招聘して実施する研究を支援」するものです。総事業費8250億ウォン(約800億円)で、韓国としては極めて多額を投入しています。
この事業には3つの支援パターンがありますが、「類型2」(個別学者招へい支援課題)の場合、
・外国人研究者人件費に年間3億ウォンまで(最低3年招聘)
・外国人招聘研究者の研究費 一人1億ウォン/年
・外国人研究者の研究室設立・設備等 2億ウォン/年
・研究スタッフ雇用 3500万ウォン/年・人
等の支援内容となっており、相応の待遇を約束されています。
支援期間は5年間までのようです。
※なお、外国人研究者には「在外の韓国人」も含まれています。即ち、日本で研究員として定職を得ている韓国人研究者(在日含む)も対象です。
応募するのは韓国の大学です。応募期限は9月20日です。 日本の大学等の立場から見れば、既に日韓共同研究などを実施・計画している場合に、この制度に(韓国の大学とともに)応募すれば研究費・人件費を確保することが出来ます。
※但し、研究実施場所は韓国に限られる。
※また、この制度は国際共同研究制度ではなく、あくまで韓国の大学に専任で外国人教授を招聘する制度。
※当該大学がCOE 事業等で韓国人研究者を任期付教員(特任准教授など)で雇用している場合、その韓国人研究者の帰国のタイミングに合わせて、この事業に応募することが可能になります。もちろん、3年間等の期限付きで日本人研究者を韓国の大学に派遣することでも応募できます。将来のテニュア確保が不安で、任期切れが迫っている若手の日本人特任准教授などには魅力的なオプションになるかもしれません。)
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