第2回 次世代アジアフォーラム
The 2nd Next Generation Asia Forum
馬場 公彦(岩波書店学術一般書編集部編集長)
「文化大革命在日本──その衝撃と波紋」
コメンテーター:堀 真清(早稲田大学政治経済学術院教授)
日 時: 2007 年10 月19 日(金) 17:00 ~ 18:30
場 所 : アジア研究機構会議室(西早稲田キャンパス9 号館9 階916 号室)
申込:必要(2007 年10 月17 日まで)
要旨
新中国建国以来いままでの間に流された中国関連記事のうち、文化大革命は日本で最も分量が多く、様々な観点と立場から、激論が闘わされ、日本の政治運動と知識社会に幾筋もの亀裂を走らせた。そのとき日本人が負った傷は、いまなお癒えぬまま、格闘したことの事実すら、忘却のかなたに消え去ろうとしている。日本の論壇において、文革はどのような脈絡で、誰によって、何について、どう報じられたのか?それは世論にいかなるインパクトを与えたのか?文革の前後で中国論を担う人びとはどう入れ替わり、日本人の中国観にどのような変化が生じたのか?あれから40年後、中国現代史の一齣としてではなく、日本の戦後思想史、社会運動史の課題として、文革が日本に与えた衝撃と波紋について、文革の前後10年余りにわたって日本で発行された書籍と雑誌記事の定量分析と内容分析を通して検証する。
お問合わせ 早稲田大学アジア研究機構
asianstudies@list.waseda.jp
主 催 早稲田大学アジア研究機構
http://www.waseda.jp/asianstudies/