岩波書店辞典編集部編『世界の名前』,岩波新書,256頁,定価(本体 800円+税),2016年3月,ISBN978-4-00-431598-8 C0200
『岩波 世界人名大辞典』から生まれた楽しい読み物
世界の人々はどのように子どもに名前をつけているのでしょう。外国の名前の仕組みに戸惑ったことがありませんか。ましてやあまり馴染みのない国では、あるいは過去の時代にはどうだったのでしょうか。
本書には、世界の100の国や地域、言語、時代、そして神話や文学作品に出てくる名前にまつわるエッセイを集めました。名づけの実例、その仕組みや由来、歴史や社会との関係など、名前のもつさまざまな側面を、言語学、歴史学、文学、人類学、考古学など、執筆者の専門に応じて紹介していただきました。各章は、自由に執筆していただいたお原稿を、編集部の独断で並べたものです。(中略)
本書は小社のPR雑誌『図書』に2012年に連載された24のエッセイを含み、その一部は手直しされていることをお断りいたします。(本書「はじめに」)
*拙稿「犬も食わない名前」(原載『図書』)も収録。