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2015年 03月 25日
本日ここに東京大学から学位記を授与されるみなさん,まことにおめでとうございます。地域文化研究専攻の教職員を代表して,心よりお祝いを申し上げます。また,ご在席のご親族・友人のみなさまにも,この場を借りて,感謝とお祝いの気持ちをお伝えしたいと思います。
今年度,本専攻をめでたく修了される方々のうち,修士学位を授与される方は21名,また博士学位を授与された方は,昨年4月からこの3月まで数えると20名おられます。うち課程博士が17名,論文博士が3名です。これらの学位は,どれもがお一人それぞれのたゆまぬ精進と成長の結果を示す「しるし」であることは言うまでもありませんが,専攻教員としても,われわれの普段の教育・研究の活発さを体現する確かな「証拠」として,まことに慶賀すべきものだと受けとめています。 私は,今日ここに学位を取得され,新たな人生の出発点に立つみなさんに,一つだけ,はなむけの言葉を贈りたいと思います。それは,みなさんが修士課程・博士課程で学び身につけた知識や教養をこれからどのように活かしていくかということに関わることがらです。 みなさんにお願いしたいのは,これから実社会に出て仕事をもつ人には,大学との関わりを持つ努力を続けてほしいということです。また,大学に残りさらなる高みを目ざす人々には,逆に自分の研究地域・研究対象以外に世界を広げる努力をしてほしいということです。 というのも,社会がこれだけ複雑になり,またグローバル化が進む時代になると,自分のよって立つ場と研究あるいは仕事の対象となる場の相互関係に加えて,もう一つの視点や持ち場を確保することがますます重要になってきていると思うからです。それは,つまり,自己と他者の二者関係に加えて,もう一つの視点──第三者の眼をもつということです。たとえば,A国人である自分がB国を研究する際に,B国への理解を通じて自国であるA国の社会や文化に対する反省や理解が深まります。そればかりでなく,さらにC国との連関や比較の視点を導入することで,B国への理解や認識がさらに深まり広がってゆくということも,しばしばわれわれが経験するところです。三点観測の功徳といわれるものがこれにあたるでしょう。 ここでいう三点とは,必ずしも国や地域だけではありません。人でも同じことだと思います。孔子は「三人行けば必ず我が師あり」との名言を遺していますが,二者関係ではどうしても行き詰まるときに「第三者」の登場がその関係を支える基盤や枠組みを揺るがすきっかけになることも,実人生にはしばしばあります。かくいう私も,日中関係の重苦しく硬直した歴史認識の対立構図の中で,ベトナム人がその場に介在し発言することで,議論の方向や思考の型が新たに動き出すという経験を,国際会議の場で何度か経験しました。これは実に,地域文化研究における「第三の眼」の重要さを痛感させられる出来事でした。 話がやや拡散したようです。私が言いたいのは,大学を出て行く人に対しては,大学との関係をこれで絶つのではなく,いわば「第三の眼」を養う場として,引き続き大学という多様な知の空間を活用してほしいということです。もちろん,そのためには大学の中にいるわれわれも自らを外に開く努力をもっと重ねなければなりません。 おそらく,社会人としての経験を増やすにつれて,みなさんの内部にはもう一度学びを深めたいという欲望が起こってくることでしょう。その際,仕事を辞めて学生にもどる必要はありません。むしろ,この間駒場で培った友人や教員との交流を絶やすことなく育て,大学とのさまざまな接点を大事にしていってくだされば十分です。 大学院に進学し,引き続き学び続けるみなさんには,上に申し上げましたように,自分の対象とする地域に加えて,もう一つ別の足場を持つようにすることをお勧めします。三点観測の妙は,思いもかけず,みなさんが研究対象とする地域への理解や認識を必ず広げ深めてくれるはずです。 大学で培うべき教養というのは,出口のない世界,答えのない問いに果敢に立ち向かっていく知の力だと思います。駒場で立派な論文を書かれたみなさんには,その力があると私は「かけねなし」に確信しています。他者との多様な関わりの中で,みなさんのこれからの人生が実り豊かなものになることを期待しつつ,ささやかながら,みなさんへのはなむけの言葉とさせていただきます。 ご静聴ありがとうございました。 2015年3月24日 村田雄二郎
by jindaizhongguo
| 2015-03-25 12:07
| ゼミ情報
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