【学期】Sセメスター(4月~7月)
【単位】2
【科目】大学院総合文化研究科・多民族交錯論Ⅰ/GHP・規範と差異Ⅰ/人文社会系研究科東アジア思想文化演習
【担当】村田雄二郎
【曜限】火曜日・3限(13:00ー14:45)
【教室】未定(駒場キャンパス)
【題目】近代日本のアジア認識 Modern Japanese Intellectuals’ views on Asia
【授業内容】明治から昭和前期にいたる代表的なアジア(中国・朝鮮)論説をたどり,日中関係を基軸に展開した東アジア近代史に対する理解を深めるとともに,今後の研究の可能性と課題を考える。毎回,原典(および原典に関する研究論文)を読み,報告と討論を行う。受講者には課題図書の内容を咀嚼・消化するとともに,既往の研究成果をふまえつつ,原典に対して批評的な読みを示すことが求められる。
【キーワード】東アジア,中国,韓国,朝鮮,日本,日中関係,近現代史,アジア主義,知識人
【授業形式】
受講者による報告・問題提起と討論。
【授業日程】
第1回 ガイダンスと報告者決定
第2回 樽井藤吉『大東合邦論』
第3回 福沢諭吉「脱亜論」
第4回 中江兆民『三酔人経綸問答』
第5回 宮崎滔天『三十三年の夢』
第6回 大隈重信「東亜の平和を論ず(支那保全論)」
第7回 内藤湖南『支那論』
第8回 北一輝『支那革命外史』
第9回 吉野作造『中国革命史論』
第10回 橘樸『支那社会研究』
第11回 石橋湛山『小日本主義 : 石橋湛山外交論集』
第12回 尾崎秀実『尾崎秀実時評集:日中戦争期の東アジア』
第13回 総括
*参考文献などは開講時に指示する。
*成績評価は授業への貢献度と学期末レポートにて行う。