今や世界第2位の経済大国となった中国では、若者や子供たちは、実際にどんなことを考え、どんなことに悩みながら暮らしているのでしょうか?国際交流基金では、中国の青年心理健康分野の代表的研究者である中山大学・李樺副教授を日本にお招きしています。四川大地震後には被災地での心理的ケア活動も展開されている李樺副教授に、来日の所感などを交えながらお話を伺います。
2015年1月28日(水曜日)18時30分~20時30分(18時開場)
国際交流基金 JFICホール[さくら]
東京都新宿区四谷4-4-1
李樺(り・か、LI, Hua)
中山大学哲学学科副教授。専門分野は教育心理学。中山大学心理健康教育カウンセリングセンターの主任として、中山大学の学生に対する心理健康教育と心理カウンセリングを統括している。2008年の四川大地震(汶川地震)後は、四川省をたびたび訪問し、「子供と青少年の心理的ケア活動」を展開。自殺防止活動にも熱心に取り組み、李樺氏が率いる活動によって防止された自殺や他傷行為は、2004年6月から現在までに200人以上にのぼる。中国教育部(文部科学省に相当)の普通高等教育 大学生心理健康教育専門家指導委員会の委員や、中国心理衛生協会大学生心理カウンセリング専門委員会の委員も務めている。フランス、ドイツ、台湾、香港、米国、オーストラリア、韓国、ベルギー、ルーマニアなどでの学術交流経験も豊富。主な著書は、「愛と生の悩み-大学生心理カウンセリング事例研究」(広東人民出版社)、「心の成長」(中山大学出版社)、「もしも太陽が許すなら 学生、学業と生命」(高等教育出版社)など。
http://www.jpf.go.jp/j/intel/exchange/organize/1501/01-01.html