International Symposium「和解学」への学際的アプローチ:方法論と応用
Interdisciplinary Approach to “Reconciliation Studies”:Applicability to Japan-China Relations
日時:2014年11月30日(日)午後1:00〜6:00
会場:科学技術振興機構-東京本部別館1Fホール(市ヶ谷駅徒歩4分)
主催:「和解学」シンポジウム実行委員会
共催:独立行政法人科学技術振興機構
助成:国際交流基金・トヨタ財団・東華教育文化交流財団・東洋文庫現代中国研究班・ 早稲田大学現代政治経済研究所
言語:日本語・英語・中国語(同時通訳あり)
【開催趣旨】
今日、世界ではナショナリズムに基づく摩擦や紛争が激しさを増している。独裁的な政権の下で抑え込まれていた過去の「敵」に対する民族・国民の憎しみや怒りが、自由化にともなって噴出しているのであろうか。ヒト・モノ・カネ・情報・価値観のボーダーレスな移動の飛躍的増大に対する保護主義的な動きが、ナショナリズムの外衣をまとい、摩擦・紛争を引き起こしているのであろうか。パワーの拡大に邁進する国家が、国民の支持をとりつけるべくナショナリズムを鼓舞しているのであろうか。脆弱な政権が、政治的凝集力を高めるために、経済的・政治的閉塞感の捌け口としてナショナリズムの抗し難い魔力に屈しているのであろうか。
ナショナリズムに基づく摩擦や紛争を克服するのは容易ではなない。国家関係のみならず社会や個人のレベルをも含んだ「和解(reconciliation)」のプロセスを構想する必要がある。
こうした問題意識にたち、本シンポジウムでは、国際政治学、政治社会学、政治心理学、歴史学の観点から蓄積されてきた「和解」学の成果を共有するとともに、共通の視座の下に、国籍を超えて、日中の「和解」のあり方を検討したい。
第Ⅰ部は、日本と中国両国の国情に精通し、学界、外交界の両面から「和解」というテーマに取り組んでこられたVolker Stanzel氏、北アイルランド紛争の和解に長く携わってこられたCanon Porter氏による基調講演である。第Ⅱ部「『和解』学の現在」では、内外の研究者4名が、国際政治学、政治社会学、政治心理学、歴史学等の専門家としての立場から、「和解」学の研究動向を紹介する。第Ⅲ部「ラウンドテーブル・ディスカッション 『和解』学の応用—日中関係の展望」では、アジア研究に携わってきた5名の研究者および基調講演者を中心に、フロア参加者をも交え、「和解」学の日中関係への応用可能性を検討する。
【プログラム(暫定)】
12:30 開場
1:00 開会の挨拶 久保亨(信州大学),倉澤治雄(独立行政法人科学技術振興機構)
1:10-2:20 第Ⅰ部 基調講演
Volker Stanzel(Claremont Mckenna College訪問教授、元ドイツ駐中国/ 駐日本大使)
Canon Porter(Director for Reconciliation, The Archbishop of Canterbury)
2:25-3:45 第Ⅱ部:「和解」学の現在
司会 村田雄二郎(東京大学)
報告1 石田勇治(東京大学)
報告2 Hugh Miall(University of Kent)
報告3 袁偉時(中山大学)
報告4 Simon Shen(香港中文大学)
コーヒーブレイク
4:00-5:45 第Ⅲ部:ラウンドテーブル・ディスカッション「和解」学の応用
司会 平野健一郎(東洋文庫)
パネリスト1 汪錚(Seton Hall University)
パネリスト2 天児慧(早稲田大学)
パネリスト3 竹中千春(立教大学)
パネリスト4 Volker Stanzel
パネリスト5 Canon Porter
5:45 閉会の挨拶 毛里和子(早稲田大学)
6:00 閉会
6:30 懇親会 (市ヶ谷アルカディア)
参加登録は
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