各位 時下、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。中国研究所では、復旦大学の葛兆光教授をお招きして、以下の交流会を開催する運びとなりました。参加ご希望の方は、11月6日(木)までに、中国研究所宛にご連絡をくださいますようお願いいたします。皆さまのご参加をお待ちしております。
記
日 時:2014年11月8日(土)午後2時〜4時半
場 所:中国研究所会議室
テーマ:何が中国か?——葛兆光氏を囲む会——
講 師:葛 兆光 氏(復旦大学文史研究院院長)
参加費:所員、研究会員500円 一般1,000円
開催趣旨:アジア・太平洋地域に関する優れた本を著した研究者らに贈られる第26回アジア・太平洋賞に、葛兆氏の『中国再考——その領域・民族・文化』(岩波書店、2014年2月)が選出されました。弊所では、受賞を機に来日される葛氏にご講演いただくとともに、皆さまとの懇談による交流会を開催いたします。
葛兆光氏略歴:
1950年上海市生まれ。北京大学卒業。上海の復旦大学文史研究院院長。中国古代思想・宗教史を専攻。京都大学、東京大学、ハーヴァード大学などで研究に従事し、国際的に活躍している。著書に『道教と中国文化』(東方書店、2010年5月)など。
著書紹介:
葛教授は古代思想・宗教の研究で多くの業績を残すとともに、「中国」と呼ばれる民族、地域、文化のアイデンティティを追究しています。『宅茲中国』(2011年)がこの面での代表作ですが、大部のため本邦未訳です。今回翻訳・出版された『中国再考——その領域・民族・文化』は、『宅茲中国』の要点を論文集としてまとめたもので、同時に今日中国において喧伝されている「中華大国主義」、「ポストモダン歴史主義」を厳しく批判しています。「中国」の歴史的アイデンティティの特色を理解し、かつ当面の中国の対外関係にもつながる歴史・国際認識を理解するための好著となっています。 以上
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