高原明生,菱田雅晴,村田雄二郎,毛里和子編『共同討議 日中関係 なにが問題か―― 1972年体制の再検証 』岩波書店,2014年9月26日刊行予定,184頁,定価(本体 1,700円 + 税),ISBN978-4-00-025995-8 C003。
戦 後最悪といわれる日中関係.いったいいかなる要因で,何が問題なのか? 70年代の日米中関係の大転換に今日の日中が直面する諸課題の源流を求め,日中米 ソ関係の大転換の背景は何か,今日の日中関係の悪化は国交正常化の特殊なプロセスがもたらしたものなのかどうか,米国・中国・台湾・日本の学者が一堂に会し,徹底検証する.
発題:平野健一郎
基調報告:エズラ・ヴォーゲル/毛里和子/歩平
第一部: 原点としての一九七二年体制
報告:井上正也/王新生/三船恵美/章百家
コメント:村田雄二郎/宋志勇
討議:高原明生
第二部: 国際環境の中の一九七二年体制
報告:徐顕芬/林満紅/牛大勇/平川幸子
コメント:下斗米伸夫/小嶋華津子
討議:久保亨
総括討論:毛里和子/エズラ・ヴォーゲル/歩平/高原明生/久保亨/ジェラルド・カーティス
結語:山田辰雄