第1回GJS講演会
2014年 6月5日(木) 17:00-19:00
東京大学 東洋文化研究所 3階 大会議室
三谷博教授(東京大学 大学院総合文化研究科 教授)
「日本史から“普遍”を考える―“忘れ得ぬ他者”概念によるナショナリズム理解の試み」
この概念は、本居宣長『古事記伝』の序文から抽出したものですが、ナショナリズムの性質と動態を歴史記憶の観点から説明するのに有用です。日本の経験から世界各地の経験を説明するモデルが創れる一例として紹介します。と同時に、その英語論文がどのようにしてできあがり、どんな運命を辿ったかの紹介も問題提起となるのではと考えます。