◆日時:2014年2月14日 18時開場、18時半開始、21時まで
◆場所:東京大学駒場キャンパスKOMCEEレクチャーホール
○交通/京王井の頭線「駒場東大前駅」下車すぐ(目黒区駒場3-8-1)
中国のカリスマ弁護士・浦志強を迎えての講演会『中国人権派弁護士の背負う歴史的使命とは?』
講演者:浦志強(プー・チーチャン)
弁護士。言論の自由に関連するものを中心に、中国における多くの社会的影響の大きい案件に関わってきた。最近では、薄煕来元重慶市書記の指揮下で労働教養処分を受けた十数人の訴訟代理人となり、処分撤回を求めて提訴した他、「陳情の母」と呼ばれる唐慧さんの損害賠償訴訟を担当し、二審で逆転勝訴した。唐慧さんは11歳の娘を暴行し、売春を強要した被告の厳罰を求めて陳情を繰り返す中で、労働教養処分となった。脱税を理由に拘束され、後に巨額の追徴金の支払いを命じられた芸術家・艾未未の行政不服審査の代理人も務めた。
討論者:吉岡桂子(よしおか・けいこ)
1964 年生まれ。朝日新聞編集委員。岡山大学法学部卒。山陽放送をへて、1989年朝日新聞社入社。東京、大阪で経済を取材したのち、2013年春まで通算7年あまり中国特派員(北京・上海)。2007年から1年間、米戦略国際問題研究所(CSIS)客員研究員。著書に「問答有用 中国改革派19人に聞く」(岩波書店、2013年)、「愛国経済 中国の全球化(グローバリゼーション)」(朝日新聞出版、2008年)。
司会:阿古智子(あこ・ともこ)
東京大学総合文化研究科准教授。専門は現代中国研究。農村の社会関係資本、出稼ぎ労働者、土地・戸籍制度、市民社会、公共知識人の動向などを研究している。著書に『貧者を喰らう国−中国格差社会からの警告』(新潮社、2009年)など。