【 追 記 】
下記で紹介しました「北京記憶」は、2013年4月末からアクセス不能になっていましたが、首都図書館から館内利用に制限する旨の通知(6月17日付)が正式に出されました。
どのような経緯でこうした結論となったのか気になるところですが、残念です。
http://www.clcn.net.cn/modules/announcement/view.php?id=38
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北京の首都図書館のサイト「北京記憶」から、清末民国期に北京で発行されていた主要新聞の画像が閲覧できます。アップされているのは、
『北平日報』、『京話日報』、『群強報』、『益世報』、『京報』、『順天時報』の各紙です。
※同サイトでは、新聞以外にも写真や地図を含む北京の歴史に関する様々な情報が掲載されています。
URL : http://www.bjmem.com/bjm/zrbz/ (「北京記憶」内の「昨日報章」)
日本語OSのPCでは、Windows7以降のバージョンの場合、
アドレスバー右端の「互換表示」のアイコン(破れた紙)をクリックしないと画像閲覧できません(WindowsXPや中文版OSであれば「互換表示」は不要)。
閲覧可能な状態の時は、画面右下の「日期検索」にカレンダーが表示され、そこから見たい日付を選択して閲覧できます。閲覧できない状態の時はカレンダーは表示されません。見たい紙面の「PDF格式瀏覧」をクリックすると画像が開きます。ダウンロード時間は回線等の条件によって異なりますが、速い場合で15秒、遅い場合は1分ほどかかります。
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《 『順天時報』の場合 》
収録期間は「1905年8月22日-1930年3月27日」と表示されていますが、実際に閲覧できるのは
1907年5月1日以降です(2013年3月12日現在)。それ以前の日付を選択すると、「因本日未出版或無館蔵等原因、無法提供正文内容」と表示され、閲覧できません(ただし、1907年5月1日以降でも稀に閲覧できない日付があります)。
1910年12月1日以降は画像のコピー(範囲指定による)や印刷が可能です。それ以前は制限がかかっており(画面左上に鍵のアイコンが表示されます)、画像のコピーや印刷はできません。
〈付記〉
「北京記憶・昨日報章」の存在については山口早苗氏および関智英氏から、「互換表示」で日本語OSでも閲覧可能になることについては藤井元博氏からそれぞれ情報提供いただきました。
順天時報の会
(文責 青山治世)