【科目名】総合文化:地域文化(多民族交錯論Ⅰ),GHP(規範と差異Ⅰ)
【担当】村田雄二郎
【学期】冬学期
【単位】2単位
【曜限】金曜日4限(14:50-16:20)
【教室】8-324(駒場キャンパス)
【講義題目】近代中国文書読解入門
【キーワード】檔案,清朝,中国,策論,日記,筆記,史料
【概要】
中国近代史を研究する上での基本史料となる檔案ほか各種文書に触れ,読解能力の向上をめざす。広く文書を扱うのではなく,いくつかの文書を精読し,そのスタイルに慣れ,史料収集の方法に習熟することを主眼とする。初回に受講者の希望も聞きながら,講読する史料を決め,その後,担当者による訳解と注釈の作業を主に授業を進める。受講者には,現代中国語の能力が要求される。
【授業形式】
演習方式の文書講読を主とする。受講者は,学期中2回程度の報告を課せられる。
【授業日程】
第1回ガイダンス(『近代中国研究入門』)
第2-3回 上諭
第4-5回 奏摺
第6-7回 論策・社説(『盛世危言』『申報』)
第8-9回 日記(『翁同龢日記』『張蔭桓日記』)
第10-11回 筆記(劉体智『異辞録』等)
第12回野史(『清朝野史大観』)
第13回総括
【教材】
教科書は用いない。
参考書:岡本隆司・吉澤誠一郎編『近代中国研究入門』東京大学出版会,2012年。
講読史料はプリントで配布する。
【成績評価】
担当回での報告(7割)と授業への貢献度(3割)をもとに行う。