「緊急企画~UTフォーラム派遣中止から日中共生の可能性を考える~」
4月最終週に予定されていた北京大学での催し、「東京大学デー」及び「UT学生フォーラム」は、日中関係の悪化に伴い正式開催が無期延期となりました.
上記の事情を受けて、本来予定していたUTCPワークサロンに替わって、緊急企画として今回のワークサロンを開催します.この公的行事の中止自体を考察のきっかけとすることで、理論的のみならず現実的な視座もふまえた上での「共生」の可能性を探る機会としたく思っています.
今回は皆様のご尽力もあって比較的多数の論者の方々にお越し頂くことができそうです.具体的な中国情勢を足がかりに、「東アジア」、あるいはさらに広く「アジア」的公共圏成立可能性の諸条件を巡る問いの数々を打ち立て、議論を尽くすことができればと願っています.それは同時に、「歴史の中にある大学」における学問的営為の諸条件をメタレベルで問うことなのかもしれません.
趣旨説明:小林康夫(東京大学大学院総合文化研究科教授、UTCP拠点リーダー&ワークサロン主催)
中国状況報告:若松大祐(東京大学大学院総合文化研究科博士課程)
堤題者:本田親史(法政大学博士課程):「反日運動を日本から眺めて」
村田雄二郎(東京大学大学院総合文化研究科教授):「東アジア共同体と日中学術交流」
コメンテーター:平野聡氏(東京大学大学院法学部法学政治学研究科助教授)
5月11日 18時より
場所:
東京大学駒場キャンパス2号館3F大会議室