第21回東文研・ASNET共催セミナー
「立達学園と開明書店―民国期知識人グループの一例として―」
下記の要領で第21回セミナーを開催いたしますので、ご案内いたします。
日時:12月9日(木)午後5時~6時
場所:東京大学東洋文化研究所3階 大会議室
http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/access/index.html
テーマ:「立達学園と開明書店―民国期知識人グループの一例として―」
報告者:大野公賀(東京大学東洋文化研究所、特任准教授)
発表要旨:1919年の五四運動と前後して、中国では旧来の封建的な体制や学問に反対し、新しい思想や文化を導入しようという一連の動きが見られた。立達学園および開明書店もまた、この五四新文化運動と呼ばれる新しい動きの中、教育による国民の啓蒙を目指した知識人や教育者によって上海で設立されたものである。立達学園と開明書店は1920年代から30年代にかけて、上海のみならず中国各地の青少年に大きな影響を及ぼした。しかし、その詳細についてはまだ不明な点も多い。本報告では、立達学園と開明書店の特徴を整理し、従来は同一組織と認識されがちであった両者の相違点とその理由について考察する。
問合せ先:
日本・アジアに関する教育研究ネットワーク(ASNET)
電話:03-5841-5868
e-mail: asnet[at]asnet.u-tokyo.ac.jp