中国社会文化学会 12月東京例会のご案内
現在東京大学総合文化研究科(駒場)の客員教授として半年間滞在中の汪暉先生をお招きして討論をしたいと思います。今回は,学習院大学東洋文化研究所「近代中国知識人の「中国」認識プロジェクト」との共催のワークショップになります。
汪暉先生は清華大学教授で,1980年代に中国大陸の魯迅理解を根本から改変した魯迅論を発表した後,1990年代には『学人』同人として,また『読書』編集長として,文化界に絶大の影響力を発揮してこられました。氏の論文が巻き起こした「新左派/自由主義論争(1998-2000)」も印象に新しいところです。今回は,氏の近作『中国現代思想的興起』の清末思想部分について,日本の研究者から問題を提起し,討論をしたいと計画しました。
お誘い合わせのうえ,ふるってご参加ください。
中国社会文化学会
記
日時:2005年12月17日(土)午後2 ~ 6時
場所:学習院大学 西1号館101教室(http://www.gakushuin.ac.jp/m_map/index2.html)
テーマ: 汪暉著『中国現代思想的興起』をめぐって (中国語・通訳つき)
プログラム
1) 汪 暉 :著者の構想と基本的見解(厳復・梁啓超・章太炎)
2) 高柳信夫:厳復・梁啓超論からのコメント (学習院大学・外国語教育研究センター)
3) 佐藤 豊 :厳復・梁啓超論からのコメント (愛知教育大学・教育学部)
4) 石井 剛 :章太炎論からのコメント (明星大学・人文学部)