『日中の120年 文芸・評論作品選』
張競・村田雄二郎編『日中の120年 文芸・評論作品選 第3巻 侮中と抗日 1937-1944』
飯塚容,及川淳子,王雪萍,小野寺史郎,篠崎美生子,鈴木将久 編集協力
2016年5月13日,312頁,定価(本体 4,200円 + 税),ISBN978-4-00-027223-0 C0398
盧溝橋事件を経て両国は全面戦争に突入する.「東亜新秩序」を掲げ宣撫をはかる日本と,民族の生存をかけて徹底抗戦の意志を固める中国.すべてをさらけ出す戦火の中,文学者たちは何を描いたのか.金子光晴,謝冰瑩,井伏鱒二,茅盾,吉屋信子,老舎,小林秀雄らの作品をとおして,殺戮と破壊のさなかに結ばれた日中の極限的な関係を見る.