石川禎浩, 狭間直樹編『近代東アジアにおける翻訳概念の展開』(京都大学人文科学研究所附属現代中国研究センター研究報告),京都大学人文科学研究所, 2013年1月。(非売品)
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目次
序文 石川禎浩
中江兆民『民約訳解』の歴史的意義について―「近代東アジア文明圈」形成史:思想篇 狹間直樹
中村正直と厳復におけるJ・S・ミル『自由論』翻訳の意味 高柳信夫
「天演」から「進化」へ―魯迅の進化論の受容とその展開を中心に 李冬木
明治期における日中間文法学の交流 袁広泉
近代「中国哲学」の起源 桑兵(村上衛訳)
19 世紀末日中における「記念」の語義変化について 小野寺史郎
「主権」の生成と「宗主権」―20 世紀初頭の中国とチベット・モンゴル 岡本隆司
シヴィル・エンジニアリングの語と概念の翻訳―「市民の技術」とは何か 武上真理子
清末におけるpolitical economy の受容―梁啓超を中心に 森時彦
近代日中の翻訳百科事典について 石川禎浩
「東亜病夫」とスポーツ―コロニアル・マスキュリニティの視点から 高嶋航
中国共産党史における翻訳概念―「路線」と「コース」をめぐって 江田憲治
跋 狹間直樹